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拉致被害者家族会と「救う会」が合同で会議

2018年1月21日 21:22
拉致被害者家族会と「救う会」が合同で会議

拉致被害者家族会と支援団体の「救う会」が合同で会議を開き、被害者や家族が高齢になる中、政府に改めて、今年中の解決を求めるなどとする活動方針を決めた。

北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援団体の「救う会」は去年、「年内の解決を」と期限を切って政府に対応を求めていたが、実現しなかった。被害者や家族の高齢化が深刻になる中、21日に開かれた会議では、「政府に今年中の被害者全員救出を再度求める」などとする活動方針が決まった。

拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(79)「『(2017)年中に解決』とならなかったのは非常に残念でした」「今年、解決の兆しがなければ、大変なことになる」

また、出席した田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さんは、去年、増元るみ子さんの母・信子さんが再会を果たせぬまま亡くなったことなどに触れ、「これ以上、悲劇が起きてはならない」と危機感をあらわにした。