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「長寿&のろのろ」台風5号の被害防ぐには

2017年8月7日 19:38
「長寿&のろのろ」台風5号の被害防ぐには

 各地に記録的な大雨をもたらしている台風5号。最大の特徴はその進みの遅さ。被害を最小限に食い止めるためにはどうすべきか。


■局地的な大雨をもたらす

 台風5号の大きな特徴のひとつが「ゆっくりとした速度」。時速20キロで、“自転車並み”とも言われている。そして、もうひとつの特徴が「長寿台風」。気象庁によると、台風が発生から消滅するまでの平均日数は、5.3日だが、台風5号は発生してから丸17日が過ぎている。また、動きが遅いため、湿った空気が流れ込み続け、局地的な大雨となってしまう。


■9日夜で“長寿台風”歴代1位に

 こうした「長寿台風」は過去にもある。記録順で並べると―

【1位】1986年 台風14号(19.25日)
日本には上陸しなかったが、台湾やフィリピンで大きな被害をもたらした。

【2位】1972年 台風7号(19日)
これも日本には上陸しなかったが、複数の台風が同時に発生したことで、梅雨前線が刺激され、日本でも死者400人を超える大きな被害が出た。

 7日午後3時での、台風5号は歴代4位となっているが、9日の夜になっても温帯低気圧に変わっていなければ、あまり喜ばしくない“歴代1位”となってしまう。


■最新情報のチェックを怠らない

 台風のどこに気をつければいいのか。まず、大雨で注意したいのが川の増水や土砂災害。農家の方は、農作物への被害が心配になるが、田んぼや畑の様子を見に行かないようにする。また、海も台風の影響で波が高くなるので、船の様子を見に行くのもNGだ。

 暗くなってから大雨の中を避難するのはとても危険なので、明るいうちの早めの避難が大切だ。さらに「風」にも警戒が必要になる。猛烈な風にあおられて転倒する事故や、ベランダにおいた植木鉢などが風で落下する。あらかじめ室内にいれるなどの対策が必要になる。

 今回の台風5号は、のろのろと進んでいて影響が長引きそうだ。夏休みの“お出かけシーズン”だが、最新の情報をこまめに確認するようにしてほしい。不要不急な外出は控え、身の安全の確保を第一に考えることが重要だ。