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50年に一度の大雨 奄美など192人孤立

2017年8月6日 11:31
50年に一度の大雨 奄美など192人孤立

 強い台風5号は、鹿児島県本土を暴風域に巻き込みながら北上している。鹿児島県志布志市は6日未明に台風の暴風域に入った。

 現在、県本土と種子島・屋久島地方が暴風域に入っていて、中種子町では6日未明、34.5メートルの最大瞬間風速を観測した。この台風の影響で、強風にあおられ転倒するなど男性2人が死亡したほか、9人が重軽傷を負った。交通機関もまひしていて、JRの在来線や路線バスも始発から運転を見合わせている。

 また、50年に一度の記録的な大雨となった奄美市では3日の降り始めからの総雨量が600ミリを超えた。土砂崩れの影響で、奄美市などの3つの集落で合わせて122世帯192人が孤立している。

 台風は6日夜、県本土に最も接近する見込みで、厳重な警戒が必要。