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120年に一度咲く「スズタケ」が一斉開花

2016年6月10日 15:44
120年に一度咲く「スズタケ」が一斉開花

 愛知県設楽町の山あいでは、120年に一度しか咲かないと言われている珍しいササの花が一斉に開花していることが確認された。

 国内で太平洋側に多く分布するササの一種の「スズタケ」。10日、森林の調査を行う研究者らが設楽町の段戸湖周辺約5000ヘクタールで「スズタケ」の花が一斉に開花したことが確認されたと発表された。

 過去の文献によると、スズタケの一斉開花は1897年以来約120年ぶりで、大変貴重な現象だという。ササは開花した後、枯れてしまうことが分かっていて、研究者は、一帯のササが枯れることで、今後、生態系にどんな影響を与えるのか調査したいとしている。