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中国・新疆の炭鉱襲撃 武装G28人殺害

2015年11月20日 20:45

 中国の新疆ウイグル自治区で今年9月、武装グループに炭鉱が襲われ、多数が死傷した事件で地元メディアは今月中旬までに、犯行に関わったとされる28人が殺害されたと伝えた。

 中国新疆ウイグル自治区の地元メディア、天山ネットによると、今年9月18日、アクス地区の炭鉱が武装グループに襲撃された。事件では、一般人ら16人が死亡、18人がケガをしていて、武装グループはその後、逃走を続けていた。

 地元当局は、その後、捜査を続け、今月12日までに、武装グループの28人を殺害、残りの1人は自首したという。武装グループの首謀者は、公表された名前から、ウイグル族とみられている。この武装グループは2008年から活動を開始したとされていて、海外の過激派集団とも連絡をとっていたという。

 過激派組織「イスラム国」との関連性は指摘されていない。新疆ウイグル自治区では、当局によるウイグル族への締め付けが続いていることを背景に、ここ数年、ウイグル族がかかわる大規模な衝突が多発している。