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【葬儀】川島なお美さん最後は拍手で見送り

2015年10月2日 15:46
【葬儀】川島なお美さん最後は拍手で見送り

 胆管がんのため9月24日に亡くなった女優の川島なお美さん(享年54)の葬儀・告別式が2日、東京・青山葬儀所で営まれ、芸能関係者・ファンら1500人が参列した。

 喪主で夫の鎧塚俊彦氏(49)は、川島さんが自身の腫瘍を「戒めくん」と呼んで病気と向き合っていたことを明かし、「女房は最後の最後まであきらめるということは一切しませんでした。女房は他界したくらいでへこたれるような女性ではございません。今もどこかで話を聞いています。もしくはそれさえも『私はもう次のステージのことを考えているよ、皆も元気を出して』と言っているような気がします」と気丈にあいさつ。 
 亡くなる1週間前に舞台「パルレ」に立っていたことについて、医師から「舞台が寿命を縮めたのでは決してない。舞台があったからこそ、あそこまで生きられた」と伝えられたという。「最後はまったく肝臓が機能せず、腹水が5リットルも溜まった中で、奇跡だ、とお医者様はおっしゃっていました。僕たちには止めることができなかった」と壮絶な舞台への執念を明かし、「皆さんがこの会場を出られたら、女房の楽しい思い出を胸に、元気を出して頑張ろうと歩んでいただけることを期待したいと思います」と力を込めた。

 出棺の際には、鎧塚氏が位牌を、なお美さんの妹・さとみさんが遺影を持って一礼。
 ファンや報道陣を前に鎧塚氏が「女房は拍手をいただけることを、何よりの喜びとしております。それが生きがいと言っても過言ではありません。大きな拍手で送ってあげていただきたい。アンコールはございません。割れんばかりの拍手で送ってやってください」とお願いし、万雷の拍手が鳴り響く中、川島さんを乗せた霊きゅう車は出発した。