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スカイ支援いつでも行動できる~ANA幹部

2015年8月4日 22:43
スカイ支援いつでも行動できる~ANA幹部

 民事再生手続き中の航空会社スカイマークをめぐり、ANAホールディングス幹部が日本テレビのインタビューに応じ、スカイマークの支援について、「いつでも再生に向けた具体的な行動をスタートできる状態にある」と強調した。

 ANAHD・長峯豊之取締役執行役員「(Q:ANAの支援でどんなメリット?)今一番スカイマークに求められているのは、一刻も早く具体的な再生の道のりに歩みだすこと。(ANAは)いつでも再生に向けて具体的な行動がスタートできる状態にある」

 長峯氏は、スカイマークとのコードシェア(=共同運航)を「早急に始めて、スカイマークの収入基盤の安定化を図って行くことが喫緊の課題だ」と述べた。さらにコードシェアは、お互いの国内線のネットワークを広げることで、利用者の利便性が高まるという認識を示した。

 スカイマークをめぐっては、ANAなどを支援企業とする再生計画案と、最大の債権者であるアメリカの航空機リース会社イントレピッド・アビエーションがANAの支援に反対して提出した、デルタ航空を支援スポンサーの候補とする案の2つの案が5日、債権者集会で、投票にかけられる予定。

 長峯氏は、ANAが既にスカイマークの整備業務の支援を行っていることなどから、ANA側の案のほうが「実現性が遙かに高いのではないか」と自信を示した。