イスラム国に拘束「様々な国の戦闘員いた」
シリアで日本人の湯川遥菜さんが過激派組織に拘束されたとみられる事件で、同じ組織に10か月にわたり拘束され、今年4月に解放されたフランス人ジャーナリストが、NNNの取材に応じ拘束中の状況を語った。
ニコラ・エナンさん「私たちは床の上に直接寝かされ、ベッドやマットレスもなかった。1日中ずっと座っていた」
フランス人ジャーナリスト、ニコラ・エナンさんは去年6月、シリア北部で取材中にイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されその後10か月にわたり収容施設に監禁された。
「ストレスは常に感じていた。恐怖を覚えたこともある。何が起こるか分からないから」
殺害されたアメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーさんとも一時、同じ部屋で拘束されていたという。また、過激派組織には様々な国から来た戦闘員がいたという。
「私たちは様々な国の人間に会った。フランス語、英語、スペイン語(で話しかけられた)」
エナンさんは日常的に暴行を受けたりすることはなかったということで、今年4月に他のフランス人とともに解放された。身代金が支払われたとの報道もあるが、フランス政府は否定している。