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ウルムチ南駅爆発 当局が計画的テロと断定

2014年5月19日 1:29

 中国・新疆ウイグル自治区のウルムチの駅で先月30日に80人以上が死傷した爆発事件について、国営の新華社通信は、地元当局が、ウイグルの独立派組織による「計画的なテロ」と断定したと報じた。

 この事件は、習近平国家主席がウイグルを視察した4月30日、ウルムチ南駅で爆発が起き、1人が死亡、79人が負傷したもの。国営・新華社通信によると、地元の警察当局はウイグルの独立派組織である「東トルキスタン・イスラム運動」のメンバー、イスマイル・ユスプ容疑者が仲間10人に犯行を指示した、「計画的なテロ」と断定した。実行犯の2人は自爆し、残りの8人は全員拘束されたという。

 ユスプ容疑者は爆発物製造で指名手配され、去年、国外へ逃亡し、東トルキスタン・イスラム運動に加入した。警察当局は、インターポール(=国際刑事警察機構)を通じて、ユスプ容疑者を指名手配し、行方を追っているという。