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ブルーインパルス接触事故 空自が報告書

2014年4月22日 21:59
ブルーインパルス接触事故 空自が報告書

 今年1月に起きた宮城県松島基地に所属するアクロバット飛行チーム・ブルーインパルスの接触事故で、航空自衛隊は、飛行予測など事前の準備が不十分だったなどとする事故調査報告書を公表した。

 事故は今年1月29日、松島基地近くの太平洋上でブルーインパルス4機がアクロバット飛行の訓練をしていた際に、1番機と2番機が空中接触したもの。ケガ人はいなかった。

 調査報告書によると、事故原因は飛行時の機体位置の予測など事前の準備が不足していたことや、機体を回転し始める間隔を短くしたことで演目の難易度が高くなったためとしている。

 航空自衛隊では事故後、事前準備の徹底など再発防止策を実施し安全が確保されたとして、今月27日の鹿児島県鹿屋基地の航空祭から、ブルーインパルスの展示飛行を再開するという。