土砂崩れで函館線の乗客約360人閉じ込め
18日の北海道は低気圧からのびた前線の影響で南部を中心に大雨となり、土砂崩れでJRの列車が緊急停止するなどダイヤが大幅に乱れた。
降り始めからの雨量は18日午後11時現在、北海道南部の森町で189.5ミリ、乙部町潮見で135.5ミリ、八雲町で129ミリなどとなっている。19日明け方にかけては、北部で断続的に非常に激しい雨が降る恐れがあるという。
この雨の影響でJR函館線では土砂崩れが発生し、臨時特急列車の乗客約360人が車内に閉じ込められた。乗客はその後、徒歩で約2キロ離れた踏切に移動し、バスで近くのホテルに避難したが、80代の男性が体調不良を訴え、病院に運ばれた。
17日の脱線事故の影響もあり、18日は特急など84本が運休した。JR北海道は19日、札幌~函館の一部区間をバス代行輸送にして、臨時列車を5往復させることにしている。