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大阪産業大、付属高に“やらせ受験”依頼か

2013年3月17日 20:11
大阪産業大、付属高に“やらせ受験”依頼か

 大阪産業大学(大阪・大東市)が09年度の入学試験で、付属高校に対し、実際には入学する意思のない優秀な生徒の受験を依頼していたことがわかった。入学者数を抑え、補助金の削減を回避する狙いだったとみられている。

 関係者によると、大阪産業大学は09年度の経営学部の一般入試で、実際には入学する意思のない付属高校の優秀な生徒に受験を依頼。生徒が合格後に入学を辞退することで、合格者数を確保しながらも、入学者数を抑えていた。この年、経営学部は一般入試の前に実施した推薦入試などで、すでに合格者数が入学定員を上回っていて、仮に一般入試の合格者が全員入学した場合、定員を上回り過ぎ、国からの補助金が削減されるところだった。

 大学側には補助金カットを免れる狙いがあったとみられていて、文科省が調査に乗り出している。