×

民主・杉本和巳議員が離党届、みんなの党へ

2012年10月5日 17:02
民主・杉本和巳議員が離党届、みんなの党へ

 民主党・杉本和巳衆議院議員が5日、「自らの政策と一致しない」などとして執行部に離党届を提出した。

 杉本議員は離党の理由について、「脱原発の判断が、民主党が決断すべき最大のことだと思っていた。それができなかったことが最終判断につながった」と話した。今後はみんなの党に合流する意向。

 杉本議員は記者団に対し、「東日本大震災があって、国民の意識が変わろうとしている時に政治が変われていないということは、脱原発を決めるか、決めないかという問題であったり、あるいは原子力規制庁、規制委員の選考、今の状況を鑑みても、改めるべきは改めないとこの国の立ち直りはない」と述べた。

 こうした中、民主党は5日に常任幹事会を開き、離党届を提出して日本維新の会に参加した松野頼久氏ら衆議院議員3人と参議院議員1人の計4人について、除籍処分とすることを決定した。杉本氏に加えてさらに8人が党を離れれば、国民新党と合わせた連立与党は衆議院での過半数を失うことになる。