×

梨元勝氏、台場の海に散骨…家族初クルーズ

2011年8月7日 19:54
梨元勝氏、台場の海に散骨…家族初クルーズ

 昨年8月に亡くなった芸能リポーターの梨元勝氏(享年65)の妻の玲子さん(65)と娘でタレントの梨元麻里奈(31)が7日、東京湾で散骨を行った。

 梨元氏が生前愛用していたクルーザー「KYOSHUKU−MARU(恐縮丸)」に乗り込んだ2人は、東京夢の島マリーナを出発。最愛の2人の手で、東京・台場付近の海に遺灰がまかれた。

 病床でも海へ行きたがっていた夫の思いを胸に玲子さんは「お父さん、海に帰って来たよ」と心の中で話しかけならが散骨。「灰がさーっといくところもきれいで、喜んで主人が海に行ったような気がします」としみじみ語り、「お待たせしました、という感じ。1年経ってやっと連れて来られた」と安堵の表情をのぞかせた。

 好天にも恵まれた。麻里奈は「晴れ男なので、いつも父が船に乗るときは雨が降ったことがないんです」と回想。亡き父のクルーザーに乗船したのは初めてで、「生前、何度か誘われたけど、断っていたのが後悔なんです。乗っていて気持ちもいいし楽しかった。こんなことなら一緒に楽しんだりしたらよかった…」と表情を曇らせたが、「やっと3人で来られたね、遅くなってごめんなさいという気持ち。でも一緒に乗れてよかった。父が一番喜んでいると思う」と家族での“初クルーズ”を笑顔で喜んだ。

 死後、20回以上も父が夢に出てきているという。「しつこいと思うくらい、いつも夢に出てきているから意外と寂しさはない。亡くなってからの方が近くに感じる。夢に出てくる父は笑顔なので、頑張れよ、と言ってくれていると思う」と前向きに語った。