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新疆ウイグル自治区で襲撃事件 13人死亡

2011年8月1日 14:37

 中国・新疆ウイグル自治区で7月30日と31日に相次いで市民らが襲撃される事件が発生し、13人が死亡した。

 中国国営・新華社によると、新疆ウイグル自治区カシュガルで7月30日深夜、2人組がトラックの運転手を殺害し、奪ったトラックで群衆に突っ込んだ上、刃物で通行人を襲撃し、7人が死亡、28人がケガをした。2人組のうち1人は拘束され、もう1人は死亡したという。

 さらに、7月31日午後、武装グループが市内のレストランに押し入り、従業員らを殺害した後、通行人を襲撃し、6人が死亡、15人が負傷した。警察は容疑者5人を射殺し、4人を拘束した。

 7月31日の襲撃について、警察は「事前に計画されたテロ攻撃」と発表し、現地では厳重な警戒態勢を敷いている。新華社は容疑者らの民族について報じていないが、新疆ウイグル自治区では09年に少数民族のウイグル族による大規模暴動が発生し、漢民族とウイグル族の対立が続いている。