蓮舫氏と中学生約100人が「仕分け対決」
蓮舫行政刷新相は9日朝、都内の中学校で行われた模擬事業仕分けの授業に参加し、中学生約100人と「仕分け対決」をした。
授業では、民主党の目玉政策である子ども手当や高校授業料無償化、宇宙開発事業の是非について生徒たちが厳しく切り込んだ。
「子ども手当の廃止を希望します。現在の所得で十分生活できる家庭に1万3000円は必要なのでしょうか?」
「子供を育てる費用というより、今の生活費の穴埋めにしかならない。保育園をつくる費用にする方が先だと思います」
4人の代表全員が「子ども手当廃止」を主張し、最初の多数決では「廃止」となった。これに対し、蓮舫行政刷新相が反論した。
蓮舫行政刷新相「1万3000円が毎月何に使われているか知っている人?」
生徒「そのまま入れっぱなしに」
蓮舫行政刷新相「貯金されているまま?」
生徒「(うなずく)」
蓮舫行政刷新相「『何に使われているかわからないけど廃止』。それはもう少し考えよう。廃止すべきでないと思っている。私たちは少なくとも約束したので、それはやります」
蓮舫行政刷新相の気迫に押されてか、2回目の多数決の結果は一転して「継続」となった。
今回の模擬仕分けは、参加した中学生にとっても国の予算を考える機会となったようだ。