
ワクチン一般接種は“5月想定” 県内自治体も準備始める
新型コロナウイルスのワクチン接種開始に向けて国が調整を急ぐ中、県内の自治体でも接種場所の確保やコールセンターの設置など準備が始まっている。 河野ワクチン担当大臣は「国民の皆さんが安全で有効なワクチンを1人でも多く1日でも早く接種できるように全力を尽くしていきたい」と述べた。 国が調整を進める新型コロナウイルスのワクチン接種。18日に新設されたワクチン接種担当大臣には、河野行革担当相が任命された。 政府は医療従事者に対して2月下旬の接種開始を、3月下旬には高齢者、その他の一般の国民には5月から接種を始める想定で準備する方針だ。 こうした中、接種に向けた準備は県内でも。 磐田市では1月7日からワクチン担当班を設置。職員5人で市民からの電話相談や接種場所の確保、スケジュール調整などを行う。 磐田市のワクチン対応班の担当者は「不安の解消も含め、スムーズできるように早めに設置した。手探りで進めているが確実に接種できるように進めていきたい」と話している。 また沼津市でも、2月から保健センターにワクチン担当室を設け、接種の方針策定や医薬品の供給などを専門的に行うことにした。 静岡市では全市民が接種可能な140万回分のワクチン接種券作成のための準備を始めている。 静岡市では接種券が届いた人からコールセンターで予約を受け付けることにしていて、区役所や医療機関で接種できるよう態勢を整える方針だ。
静岡
2021.01.20 20:21