高齢者ワクチン接種 予約低迷…なぜ?

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広島2021.06.09 20:20

■湯崎英彦知事「新たに広島市に大規模接種会場を設置して接種機会の拡大をはかっていきたい」

広島市内2か所の大規模会場でのワクチン接種は、今月22日から始まる。

場所は広島市南区の県立広島産業会館。もう1か所は、安佐南区スポーツセンターで、あわせて1日2300人余りを想定する。

対象となる地域は広島市に加え、廿日市市や江田島市。さらに府中・海田・坂・熊野の4町だ。
早ければあさってから受付を始め、今月と来月の2回モデルナ社製のワクチンを接種する。

一方で、気になる声も…。

■安佐南区の住民「お年寄りは少ないのでは。免許も返してあそこまで行くとなったら」
■安佐南区の住民「遠くには行けない。足が悪いので難しい。アストラムラインで行ってもだいぶ歩いて上がらないといけない」

そう指摘されるのが安佐南区スポーツセンターだ。

■宮脇靖知アナウンサー「接種会場への最寄り駅はアストラムラインの伴駅だが、会場に向かうにはしばらく坂を上る必要がある」

駅から会場までは600メートルほどの坂があり、暑さの中、高齢者には大きな負担だ。そのため県は、アストラムラインの駅からシャトルバスを運行する予定だ。

また、こんな意見も…。

■安佐南区の住民「日頃行っている病院で受けるのであまり興味ない。そういう会場で受けるのは」

こうした影響もあってか、今週末から接種を始める広島市の大規模会場の一つ「広島サンプラザ」では予約が低迷している。

1日2000人の想定に対して9日午前中の時点で、土曜日は29人。日曜日は14人の予約に留まる。

この状況を受け、広島市は会見を開き集団での接種を促する。

■広島市健康福祉局 阪谷幸春担当局長「12日13日の集団接種の予約枠を埋めるのが非常に大事。それによって利用率を上げて多くの方に打って頂く」

更に今後は、接種の日程を予定より早め、7月上旬には64歳以下にも「接種券」を発送する予定だ。

一方、県が設置した福山市の大規模接種会場…。
想定よりも予約が少ないため9日から区域を広げ、府中市の65歳以上も対象とした。

しかし、予約は依然として低調だ。
1日最大1800人に対し、9日の予約は74人。そのため865人の医療従事者らも接種を受けた。

拡大の対象となった府中市は、先月からすでに集団接種を始めている。

福山市の大規模接種会場はモデルナ社製ワクチンだが、府中市ではファイザー社製を使用する。

接種した人からは福山会場を選ばない理由として、こんな声も…。

■府中市の住民「一番最初に承認されたのがファイザーであって、僕はファイザーの接種のほうがいい思って、ここを予約した」

モデルナ社製は、接種の間隔が4週間なのに対し、ファイザー社製は3週間といった理由から、府中市での接種を希望する人もいた。

高齢者への接種が今後のスケジュールにも影響するだけに、どの様にして接種を促すかが、各自治体の課題となっている。

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