秋の味覚マツタケ 今年の広島県産は不作か

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広島2021.10.12 19:08

秋の代表的な味覚の一つ、マツタケ。今年、広島県内では不作だという。今年のマツタケの情報を知ろうと産地を取材した。

「採ったどー!」

今月10日、世羅町の直売所だ。行われていたのはなんと、国産マツタケのつかみどり。1回、大人は5000円、子どもはその半額だ。お得に秋の味覚を楽しもうと多くの人が挑戦する。

【参加者】
「だいぶ採れた。これだけあれば、お吸い物からマツタケごはんから何でもできると思うので、正月までとっておく」

【参加者】
「ちょっと採れた。これは毎年恒例になると思う」

つかみどりのマツタケは岩手産だ。生産量で長年トップだった広島県だが、2000年を境に減少。今年は高温と少雨の影響で例年に比べ、不作だという。

世羅町でマツタケを生産する板橋文夫さん。山に入ってもマツタケを見つけることができない。高温と少雨の影響と感じている。

【生産者・板橋文夫さん】
「カラカラじゃもん。ほこりが出るこういう状態じゃけーね。これじゃあだめじゃなあ」

かつて一大産地と言われた世羅町で、歩けど歩けど、マツタケを見ることはなかった。

【生産者・板橋文夫さん】
「そりゃあ寂しい話よ。松もかなり枯れてきたし。もうどうしようもない」

世羅町の直売所の一つ「まつたけ村」。ここでは昨年、県内や岩手など、全国から14.7トンが入荷。しかし今年は、いまのところ3.6トンにとどまっていて、不作を感じている。

【まつたけ村・金光浩二社長】
「今年は全国的に早めに出荷が始まって、早い分だけ終わりも早い。今のところ不作の手は逃れないよね」

不作とみられる今年、つかみどりを行う直売所では、マツタケの重さを当てるクイズも実施。お客に楽しんでもらおうと盛り上げ策に余念がない。

【世羅の大地・松浦辰行社長】
「これから雨が降って豊作に向けて(マツタケが)出てほしい。自然の問題だけど、マツタケがたくさん出てほしい」

まもなくピークを迎えるとみられるマツタケの収穫。秋の深まりと同時に生産者や直売所では収穫量アップに期待を寄せている。

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