コロナ禍の部活 広島県内の高校では

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広島2021.06.10 20:20

コロナ禍は学校のクラブ活動にも暗い影を落としている。
感染防止対策を講じながらの不自由な活動の中で、生徒達は何を感じているのか。
広島県内の2つの高校を取材した。
県立福山葦陽高校・野球部。
7月の県予選を前に、練習に余念がない。
葦陽高校の運動部は18。
しかし教育委員会などの方針に従い、今活動しているのは、高校総体などを控える7つの部だけ。
熱中症予防でマスクを付けていない分、部員らは人との距離の取り方に敏感になっていた。
■福山葦陽高校3年野球部・渡邉壮太主将「ノックの時とかも距離が近くなってしまうが、前まではそれが当然だったので、普通に野球に集中できたが、ほかのそういうのを考えるのが大変」
共用する道具の消毒は日課に。
加えて最長3時間確保していた練習時間を2時間に短縮。
欠かさなかった週末の他校との練習試合も5月9日以降できていない。
■福山葦陽高校3年野球部・渡邉壮太主将「コロナの前より(練習時間が)1時間短くなって、なかなか練習できなくなったんだが、今まで以上にしっかり足を動かして、声を出して、みんなで一戦一戦勝てるように頑張っていきたい」
こちらは広島市にある崇徳高校のグリークラブ。
創部54年。
音楽の殿堂・カーネギーホールでの公演に臨むなど、輝かしい歴史を誇る。
しかしコロナ禍に容赦はない。
練習中は換気を欠かさず、部員同士の間隔も両手を広げられるほどの距離を保つ。
そしてマスクも。
■崇徳高校3年・吉谷悠希部長「マスクがないときとか頬骨とかも動かせるが、マスクがあるときは動かしにくいので、声もマスクがあったら通りにくいし、そういう面でマスクが邪魔だなって」
男女共学化に伴い、女子部員も加わった。
しかし年間20回近くある舞台は、去年2回にとどまった。
■崇徳高校・小島克正顧問「一番感じるのが生徒たちの歌う場が圧倒的に少なくなったということ。本番で歌わせてあげられないというのが練習以上につらい」
満員の観客の前で、ハーモニーを思い切り奏でたい。
そして炎天下でも白球を追いたい…。
そんな高校生たちの思いをよそに、クラブ活動でも我慢の日々が続く。

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