感染者急増 オミクロン株で保健所の業務も大幅に増える

この記事をシェア

  • LINE
福岡2022.01.14 19:12

福岡県では、新型コロナウイルスの“第6波”で感染者が急増しています。保健所では、オミクロン株への対処で“第5波”までに比べ業務量が格段に増えています。

福岡県久留米市の保健所の“新型コロナ”対策チームです。

感染者の行動確認や濃厚接触者の検査の手配、医療機関との調整業務などを行っています。“第5波”以降落ち着いていた部屋は、“第6波”の襲来とともに、慌ただしさを増しています。

■保健所のスタッフ間の会話
「L452R陰性かつ(検査の数値が)30以上の場合は、従来のデルタ株扱いでいいと思う。」
「退所基準をどっち扱いにするか、まとめた方が」
「まとめましょうか。」
「たぶん困ると思う。」

今回はこれまでとは違う部分で対応に苦慮していると言います。

■久留米市保健予防課・小林晴子さん
「デルタ株とオミクロン株では宿泊療養の退所基準が違う。」

オミクロン株の扱いがこれまでとは異なることが大きな要因です。

感染が確認され、医療機関や宿泊療養施設に入院・入所した人は、デルタ株までは国の基準により症状が消えて72時間たっていれば、発症日から10日が過ぎた時点で退院となります。

しかし、オミクロン株の感染が疑われる場合、ワクチンを2回接種している人は、これまでと同じ、そうでない人は、検査で2回陰性の確認が求められています。

このため、保健所の職員は福岡県や各宿泊療養施設などに対し、感染者ひとりひとりについて、オミクロン株の感染疑いなのかや、ワクチンの接種歴など、これまで以上に細かい情報を伝える必要があるのです。

■小林さん
「陽性者の数でいうと、以前の75人が最大で、きょうは20数人だが、それでも全然作業が違う。業務量が多い。」

感染状況が落ち着いていた12月末の対策チームでは、業務に当たっていたのは、約20人でした。

同じ部屋で、13日には、50人が業務にあたっていました。保健所の職員だけでは手が足りず、別の部署からの応援も多く入っています。

■久留米市保健予防課・田中浩之課長
「感染スピードが速いということで、早めに先手を打つということで、規模感としては、いまが一番多い。慣れていない職員もいるので、業務をしながら慣れてもらっている。業務の負荷については“第5波”以上に負荷がかかっている状況。」

■久留米市三瀦総合支所 市民福祉課・緒方一耀さん
「このたび濃厚接触者になりましたので、PCR検査を受けていただきたくお電話しました。」

7日から応援で来ている久留米市役所三潴総合支所の緒方一耀さんです。濃厚接触者と判断された人に検査の案内を行っています。ここでもオミクロン株特有の対処によって業務量が増えていると言います。

■緒方さん
「(オミクロン株の感染が拡大するようになって)接触者や濃厚接触者の幅が広くなったので、人数も増えている。濃厚接触者の中でも陽性者が出てくると、その濃厚接触者が枝のように広がるので、ここに(リストが)どんどんたまっていくようになります。」

久留米市では、今後もオミクロン株への感染者が増え続ければ、濃厚接触者の調査が追いつかなくなったり、医療機関やホテルへの手配がつかず、陽性者に自宅療養を強いることにもなりかねないと懸念しています。

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら
『日テレNEWS24 ライブ配信』の推奨環境はこちら

最新ニュース