自殺の原因は『いじめ』 死亡見舞金2800万円の給付命じる

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福岡2021.11.25 17:52

4年前、北九州市内の高校の女子生徒が自殺した問題で、福岡地方裁判所は25日、「いじめが原因だった」とする生徒の両親の訴えを認め、2800万円の死亡見舞金の給付を命じる判決を言い渡しました。

■瑞菜さんの両親
「瑞菜がいなくなって4年半、帰ってやっと瑞菜に報告ができる。」

4年前にみずから命を絶った瑞菜さんです。北九州市内の私立高校の2年生でした。瑞菜さんは、自殺する前にLINEで同級生3人の名前をあげ「私に何かあったら3人のせい」とメッセージを送っていました。

瑞菜さんの自殺をめぐっては、学校と福岡県が、それぞれ調査委員会を設けました。いずれも同級生たちからのいじめがあったことが確認されましたが、「自殺の直接的な原因」とは認められませんでした。

瑞菜さんの両親は「いじめが自殺の原因である」として、学校の管理下での事故などに給付金を支払う独立行政法人・日本スポーツ振興センターに死亡見舞金2800万円の給付を求めました。これに対しセンター側は、2つの調査委員会の認定を引用し「いじめが主たる原因と認められない」として、見舞金を給付しませんでした。両親は去年11月、福岡地裁に提訴しました。

福岡地裁の立川毅裁判長は25日「瑞菜さんは一連のいじめの中で、強い『心身の苦痛』を感じていたと認められる。自殺は、いじめが主たる原因となって生じたものと認められる」として、両親の訴えを全面的に認め、センターに見舞金の支払いを命じる判決を言い渡しました。

■瑞菜さんの父親
「きょうやっと(自殺の)原因がわかったことは本当によかった。学校に対してはもう一度、この報告(判決)を踏まえて説明を求めたい。」

センター側は「内容を精査してから対応を検討したい」としています。

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