小学生男児死亡事故 どうすれば事故を防ぐことはできるのか

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福岡2021.11.25 17:48

福岡県春日市で24日、自転車の小学4年生の男の子がバックしていたトラックにはねられ死亡しました。トラックを運転していた男性は「男の子に気づかなかった」と話しているということです。

トラックの下敷きになった自転車。車輪は大きく曲がってしまっています。

24日午後4時ごろ、春日市下白水北の県道沿いの会社の敷地にトラックがバックで入ろうとし、後ろにいた自転車の男の子をはねました。男の子は、近くに住む小学4年生で、その後、死亡が確認されました。

警察に対しトラックを運転していた男性は「音がしたが、そのままバックしてしまった。気づかなかった」と話しているということです。警察によりますと男の子は、バックしていたトラックの右後から路側帯を進んでいて、はねられたということです。男性は、なぜ気づくことができなかったのか。トラックの後部には、別の車を積載するための部品がついていて、後ろが見にくいものの、バックモニターはついていませんでした。また、警察によりますと、ドライバーに『死角』が生じ、男の子に気づかなかった可能性もあるということです。『死角の危険性』について、JAFに協力してもらい、今回の事故と似た形状のトラックで検証しました。

■松枝記者
「運転席から後ろを見ると何も見えないんですが、車から降りて実際に見てみると、自転車を含め障害物が置いてあります。」

トラックの後方にある自転車やパイロンは、どのミラーにも映っておらず、後ろを振り返っても確認できません。

■JAF福岡支部事業課 佐藤勇夫さん
「1mくらいあるが、見えない状況。小さなお子さんだったり、障害物があれば、ぶつけてしまう可能性がある。これ(あおり)があることで、後ろが見えなくなる。」

歩行者や自転車に気づくためには、自分の目以外で確認することが重要だと言います。

■佐藤さん
「誘導してもらうとかバックモニターをつけてもらうことが大切。」

福岡県内では自転車が関係する死亡事故が相次ぎ、24日の時点で18人が亡くなり、去年の3倍になっています。去年はゼロだった中学生以下の子どもの死者も、ことしは、すでに2人が亡くなっています。子どもたちの身近な移動手段である自転車。事故から、いかにして守るべきか。

北九州市では25日、4つの警察署が合同で学童クラブの指導員を対象に交通安全についての研修会を開きました。

■指導の様子
「子どもさんの動きにも十分注意して。はい、そうですね。」

夕暮れ時や雨の日など自転車の事故が多い時間帯の運転をシミュレーターで体験し、子どもたちへの交通安全の指導につなげてもらいます。

■指導の様子
「ぶつかりそうです。右見えます。左見てください。」

■小倉北区の学童クラブ指導員
「実際に自転車に乗っていて、すごくのぞかないと横が見えないことが分かったし、自分が体験していると伝わる言葉が切実になるのではないか。」

相次ぐ痛ましい事故をどのように防いでいくのか。私たちの一人ひとりが安全への意識を高めることで救える命があるかもしれません。

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