世界遺産の国内候補選定 今年度は見送りに

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新潟2020.06.29 19:23

 佐渡金銀山が登録を目指している世界遺産について、文化庁は29日、国内選考に向けた文化審議会への諮問を今年度は行わないと発表した。

 29日午後、佐渡市の渡辺市長は文化庁の発表に悔しさをにじませた。
 渡辺竜五市長は「ことしこそはという思いがあったので、本当に残念な思いでいっぱい」と述べた。
 佐渡金銀山は現在、世界遺産を目指す国内候補の「暫定リスト」に載っている段階だ。
 世界遺産になるには国内候補に選ばれる必要があるがこれまでに4度落選していた。
 「暫定リスト」にはほかに奈良県の「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」、滋賀県の「彦根城」が載っているが、どちらも2年後の推薦を目指している。
 このため今年度は佐渡金銀山にとって最大のチャンスとも言われていた。
 しかし、ことし4月、新型コロナウイルスの影響でユネスコ世界遺産委員会の延期が決定。
 審議の時間や準備の期間が十分に確保できないなどとして文化庁は29日、国内候補を選ぶ文化審議会への諮問を今年度は行わないと発表した。
 渡辺市長は「あくまでも佐渡が選ばれなかったわけではない。優先候補であることは間違いない。やはりこのコロナに負けないように世界遺産を頑張っていこうと」と述べた。
 佐渡市は県とともに引き続き、世界遺産登録に向けた取り組みを続けていく考えだ。

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