【横田伸一札医大教授解説①】「人の流れではなく密が問題」

この記事をシェア

  • LINE
北海道2020.11.19 17:21

北海道では19日、全体の感染者数が過去最多の267人となった。札幌医科大学の横田伸一教授に最近の傾向について聞く。

Q 感染拡大が止まらない。
A(橫田教授)日々の数字ではなく、流れを見る必要がある。

Q 函館で感染が広がっている。19日は14人で経路不明が3人いた。
A(橫田教授)函館は、まだ感染経路が追えている。19日の3人の感染経路を追うことが大事だ。

Q 北海道の感染者数は高止まりしている。
A (橫田教授)感染経路を追えない人がどれだけいるかを見ることが重要。対策が効いてくれば減少に向かう。ひとりひとりの意識と感染対策だ。

Q 感染者が1月に確認されてから1000人に到達するまでにおよそ4か月。その後、2000人到達に4か月、3000人到達に1か月、4000人までに9日、5000人までには5日。その5日後には6000人に到達した。急速なペースで感染者が増えている。
A(橫田教授)感染症は2倍、3倍、4倍と増える。対策が取れないと増える。

Q 療養ホテルは3棟目が20日に開設されるが、医療体制はかなりひっ迫してきている。
A(橫田教授)厳しい状況だ。病院のソース確保が必要。特に重要なのは重症病床の確保。それと医療従事者の確保。新型コロナの対応は、ふだんの医療に携わって医療従事者があたっている。従事者は、濃厚接触者になることも考えておかなければならない。軽症者はホテルに入ってもらうのがよい。自宅療養では家族の負担になり近隣からの差別も生む。

Q 感染者の傾向にも変化がみられる。札幌市の感染者の年代別割合は、10月は30代以下が大半だったが、直近は60代以上が増加している。
A(橫田教授)明らかに11月から様相がかわった。市中感染によって年代を超えた感染拡大になっている。重傷者と死亡者は感染者数から遅れて出てくる。

Q 札幌市内の人の流れのデータでは、対策強化後もあまり変化がない
A(橫田教授)「人の流れ」が感染率を上げるわけではない。「3密」が問題だ。そこを抑えて社会活動も回すことが大事だ。

Q 19日の札幌の感染経路不明者は49人いた。
A (橫田教授)数字は高いが減ってきている。クラスターを抑えて感染経路不明者を減らすことが重要。

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら
『日テレNEWS24 ライブ配信』の推奨環境はこちら

最新ニュース