専門家「感染者の状況は序章」知事・市長「厳しい状況」相次ぎ強調

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北海道2020.11.17 19:08

(鈴木知事)「札幌市民を含め市内に滞在している皆さまは感染リスクを回避できない場合、不要不急の外出・札幌市外と不要不急の往来を控えていただきたい。次に、札幌市以外の皆さまに対するお願い。感染リスクを回避できない場合、札幌市との不要不急の外出を控えていただきたい」

札幌市民、そして道民に向けて出された鈴木知事の要請。さらにー。

(秋元市長)「一部の受け入れ医療機関につきましては、医療従事者のなかで陽性者が判明し、新規の受け入れ病床を抑制せざるをえないという状況。医療提供体制は大変厳しい状況になっております」

札幌市の秋元市長も医療提供体制がひっ迫しているとして危機感を露わにしました。感染拡大が止まらない札幌市。17日の感染者は150人と、9日連続で100人を超えました。

(礒貝記者)「午前8時40分、通勤ラッシュということもあり大勢の客が乗り降りしています」

17日朝の札幌市中心部。すでにテレワークや時差出勤が呼びかけられるなか、朝の通勤ラッシュで多くの人の姿がありました。

(通勤する人)「混んでる感じしますね。以前の方が人が少なかった感じがする。今回は普段と変わらない」

道は札幌市のみを警戒ステージ「4」に相当するとして対策の強化を決定。“感染リスクを回避できない場合”という条件つきで市内の不要不急の外出自粛が要請したのです。

(市民)「基本的に出ないよう気を付けますけど、子どものこと考えたらそういかなくなったり、遊ばせたりしないといけなくなったりするので必要最低限、スーパーとかは週に2回しか行けないのかな」

地方都市からもため息がー。感染が拡大する札幌とほかの地域との往来についても、自粛が要請されたためです。

(札幌へ向かう会社員)「必要ではあると思うけど、それをやっちゃうと経済が回らなくなる、仕事なので仕方ない。そこはお許し願いたい」

観光への影響も避けられません。

(佐々木アナウンサー)「駐車場に停まっている車の多くはレンタカーでGOTOを使って訪れる方が多いということです」

札幌の観光名所・羊ヶ丘展望台です。道外から来た観光客も自粛要請は仕方ないと受け止めています。

(神奈川からの観光客)「来てよかったと思うけど、コロナがすごいことになっちゃったので規制がかかったのは仕方ない。もうこの後はおとなしくしています」

鈴木知事が自粛を要請するにあたり挙げた条件。

(鈴木知事)「感染リスクが回避できない場合はどういうときか、疑問にある人もいると思う」

新北海道スタイルを実践していない店に行くことや、近距離での長時間の会合などを例に挙げて理解を求めました。専門家は、感染の収束にはまだ時間がかかるとしたうえで「感染リスクを回避できない場合」にあたらない行動についてこう捉えています。

(北海道医療大学 塚本容子教授)「人が動くから感染するのではない。人が動くとマスクを外す機会が増えると思ったほうがいい。逆にいえばマスクの着用さえ徹底できれば防げる。いまの感染者の状況は序章です。これは収まらないと思います」

瀬戸際に立たされる北海道。札幌市をめぐる外出と往来の自粛が感染拡大の歯止めとなるのか、私たち自身の行動が改めて問われています。

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