伊豆の不法投棄問題 「もっと早く…」知事も反省

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静岡2020.10.07 20:59

伊豆市の宗教法人の敷地内に大量の土砂が運び込まれた問題で、行政と宗教法人側の説明に食い違いが生じている。問題の長期化が懸念される中、10月7日川勝知事は「もっと早く対応するべきだった」と話した。

この問題は伊豆市の宗教法人「平和寺本山」の敷地内にプラスチックの破片などの廃棄物が混ざった大量の土砂が運びこまれていたもの。一部は市が管理する林や近くを流れる柿木川に流れ出たとみられていて、伊豆市では5日から柿木川の5か所に柵を設置するなど対策に追われている。

廃棄物交じりの土砂はなぜ運び込まれたのか。6日平和寺本山の役員の1人に話を聞くことができた。責任役員統括本部長の高木憲司氏は「何で土砂が発生したのか分からない。知らないうちに土砂を入れられたという感覚」と話した。
「あくまで自分たちは被害者である」と主張している。

県は平和寺本山が聞き取りに対し「本堂再建のため整地作業を行っていて、第三者に土地造成をお願いしていたと話していた」としているが、この点についても否定している。

「敷地の整備をしていたか?」という問いに対し、高木氏は「していない、平和寺自体がお金がないわけだから測量もできない状態で、本堂を建てるための整地の発注なんてできない」と話した。

錯綜する情報に地域住民らの不安も募る中、7日川勝知事は怒りをあらわにするとともに、この問題への県の対応の遅さを認めた。

川勝知事は「地元から厳しい声が上がっている、私ももっと早く対応するべきだったと思うが、責任の所在を明確にして、こういうことを絶対してはいけない。責任逃れは許さない」と話した。

一体誰が何のために土砂を運んだのかは依然、特定できておらず地域住民らの不安はぬぐえないままだ。

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