清水・桜ヶ丘病院移転 規模縮小案が浮上

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静岡2020.05.22 21:32

静岡市清水区の桜ヶ丘病院の移転計画について、病院を運営するJCHO(地域医療機能推進機構)が静岡市に対し移転する病院の規模を縮小する案を示していたことが分かった。

桜が丘病院の移転計画は、静岡市が老朽化した清水庁舎を清水駅東口公園へ移転し、その跡地に桜ヶ丘病院を移転しようというものだ。

関係者によると病院を運営するJCHO側が静岡市に示したのは、移転する桜ヶ丘病院の“規模を縮小”し、入院機能は静岡市立清水病院に統合する案だという。

現在、桜ヶ丘病院の病床は199床あるが、移転する病院には入院機能をなくし、外来や救急対応といった機能に絞るという。

病院側が示した“規模縮小案”の背景には医師不足と病床の稼働率がある。医師不足は県全域でも課題となっているが、桜ヶ丘病院も規模の割に医師が不足しているという。

また病床の稼働率も近年50%台で推移していて低迷している。

こうした状況から、仮に現状の規模で移転したとしても「効率の良い病院経営ができない」と懸念されている。

病院側が示した「縮小移転案」について静岡市の田辺市長は「市行政としてこれだけ基金を使ってしまったので様々な計画の見直しをしていかないといけない。具体的にはこれからだ」と話し、移転計画の見直しも視野に協議する考えを示した。


 桜ヶ丘病院を経営するJCHO(地域医療機能推進機構)は「あくまでも“案の一つ”であり、正式な提案ではない」と話している。

ただ「赤字が出ない病院を作ることが前提」とも話していて、医師が確保できずに移転しても病院の機能や経営に悪影響を及ぼすという考えがあるようだ。

関係者によると、移転計画について桜ヶ丘病院の院長と田辺市長は早ければ来週中にも会談する予定だという。

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