コロナ禍で深刻化する「受診控え」に警鐘

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鹿児島2020.07.31 20:07

 新型コロナウイルスの感染を恐れ病院へ行くのを控える「受診控え」が深刻化している。症状が悪化するケースもあり、医師は「自己判断は危険」と警鐘を鳴らしている。
 感染症指定医療機関に指定されている鹿児島大学病院では徹底した感染対策がとられているものの、新型コロナの感染が急速に拡大した今年4月、歯科部門の外来患者が2割以上減った。
 鹿児島大学病院の杉浦剛副病院長(歯科担当)は「2か月3か月経った紹介状を持ってくる患者が最近増えていて皆さん診療控えされていたんだなと肌で感じる。例のクラスターが発生した翌日から1週間は(再び)大きく患者の数が減少した」と話す。
 県保険医協会が県内の医療機関に行った調査では、7割以上が「外来患者が減った」と答えている。一般の病院での治療が難しく大学病院に紹介されたケースでは、自己判断で受診を控えることは特に危険で「口腔がんでいうと1か月の間に目に見えてむくむくと大きくなる。3か月放置すると手術や治療自体が難しくなるケースが出てきてもおかしくない」と杉浦副病院長は話す。
 歯科医療は飛沫が飛ぶ治療も多いため感染を防ぐ環境や設備が元々整っているという。さらに感染制御部などのスタッフが定期的に巡回し対策が万全かを確認。感染の疑いのある患者は一般の患者と導線を分け個室で治療できるように準備している。自分で判断して受診を控えることはせず、まずは病院に相談してほしいという。

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