国重要文化財指定へ六連島灯台・角島灯台

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山口2020.10.16 18:09

明治初期に作られた山口県下関市の六連島灯台と角島灯台が国の重要文化財に指定される見通しとなった。今も稼働する現役の灯台が国の重要文化財に指定されるのは、初めて。
下関市の離島・六連島の「六連島灯台」は、交通の要衝・関門海峡の入り口に設置されている。1871年・明治4年に建てられたもので、高さは、約10メートル、石造及び金属製の建物。建設にあたっては、「日本の灯台の父」と称されるイギリス人のリチャード・ヘンリー・ブラントンが指導・監督を行っていて完成後、明治天皇が視察にも訪れている。現在は、LED灯器が使われているが瀬戸内海の近代航路標識整備の礎をなすものとして我が国の近代海上交通史上価値が高いと評価されている。また、旧日時計や旧俎礁標(金ノ弦岬灯台)も対象となっている。橋の開通からまもなく20年となる角島。島の端に建つのが「角島灯台」だ。初点灯は、明治9年・1876年。高さが、約30メートルあり、日本海を望む眺めの良さから人気の観光スポットともなっている。また、この灯台の特徴は、第一等と呼ばれる大きなレンズ。高さが約2m60cmあるレンズは、建設当時のものだ。角島灯台は、日本海側で初めてとなる洋式灯台で明治前期の石造灯台の建設技術の高さを示すものとして重要と評価されている。併せて、現在、記念館となっている旧官舎や旧倉庫も指定された。今も稼働する現役の灯台が国の重要文化財に指定されるのは、初めて。

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