新幹線敦賀延伸 工期短縮など検証開始

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富山2020.11.17 19:04

 北陸新幹線の福井県敦賀までの延伸について国土交通省は先週、1年半遅れる見通しを示し、沿線各県などから不満の声があがりました。こうした中、国土交通省は17日、工期の短縮などに関する検証委員会の初会合を東京で開きました。遅れをどの程度取り戻せるかが焦点になります。

 検証委員会は、土木や交通政策の専門家ら5人で構成されています。はじめに座長の森地茂政策研究大学院大学名誉教授が、次のようにあいさつしました。

 「開業が遅れるというのは、当然、影響があるので、きっちり(建設主体の)鉄道建設・運輸施設整備支援機構の方で説明責任を果たしていただいて、改善の努力をしていく必要があると思っている」

 委員会では、1年半遅れるとされた工期の短縮と、2880億円増えると見込まれる建設費の削減について検討します。

 鉄道運輸機構の説明では、工事が遅れているのは3か所で、加賀トンネルで見つかったおよそ1キロのひび割れを補強するための追加工事、敦賀駅の駅舎、そして当面終点となる敦賀駅付近の高架橋工事です。

 中でも敦賀駅の工事が遅れていて、クレーンの台数を増やすなど工期短縮策を検討しています。また、2880億円の増額については、加賀トンネルの追加工事と契約や入札の不調に加えて、工期短縮のための経費としました。

 委員からは、安全確保を前提とした工期短縮検討のほか、沿線自治体との情報共有について詳細な報告を求める声があがりました。委員会は来月上旬までに中間報告を取りまとめる予定です。

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