大学や選手が開発 自転車の競技力向上させる部品

この記事をシェア

  • LINE
富山2020.11.16 20:05

 五輪競技の一つである自転車トラックで、自転車と選手の能力を向上させる部品が開発され16日に発表会が開かれました。これまで選手が個人でつけていたというこの部品、タイムの向上だけでなく、競技中の事故防止にも効果が期待されるということです。

 発表された部品は、ペダルに取り付けて使います。従来の競技ペダルでは足を引き上げる際に、足の甲とシューズの隙間やシューズの柔軟性によって、力のロスが起きていました。この部品を取り付けることでシューズとペダルの一体性を高め、素早く大きな力を加えることができます。

 16日は現役の競輪選手らが実際に効果を体験しました。

 競輪の下条未悠選手「バンドを締めている分、安心感があるので力を100%出し切れることができます」

 氷見高校自転車競技部 北嶋桂大選手「力が直接伝わりやすいと自分は思いました」

 この部品は、富山市のサイクルショップ店主の轡田好博さんが3年前に考案しました。

 その後、射水市の富山県立大学と共同で、現役の競輪選手や氷見高校自転車部の生徒たちの協力を得て実証データを集め、実用化にこぎつけました。

 バンドがない場合と比べ2倍の負荷がかかってもペダルから足が離れず、落車などの事故も防げるということです。

 轡田好博さん「富山の部品で世界に、日本で一番になれるものを作っていって、これを見て工業の人たちの起爆剤になって、さらに新しいものを開発していければいいと思っています」

 実は同じようなバンドは、これまで選手が自前で取り付けてはいたものの、製品として売り出されるのは初めてだということです。

 轡田さんは既に自転車競技の日本代表チームへ供給していて、来年の東京五輪に向け、メイドイン富山が、自転車トラック競技界を変えるかもしれません。

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら
『日テレNEWS24 ライブ配信』の推奨環境はこちら

最新ニュース