高額被害も増加 特殊詐欺どう防ぐ?

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富山2020.10.15 19:00

 こちらの数字、7600万円。これはことしに入って先月まで、県内で発生した特殊詐欺による被害報告の総額です。去年の同じ時期に比べ倍以上に増えています。注意を呼びかけているにも関わらず、巧妙な手口で被害も高額化している特殊詐欺。なぜ騙されてしまうのか、防ぐためには何が必要なのか、年金支給日の15日、金融機関での訓練を取材しました。坂田記者がお伝えします。

 高齢者役の警察官
「どうしても50万円が必要なので、手続きをお願いしたいのですが?」

 銀行員「今日はどういった目的で50万円を下ろしたいかお伺いしてもよろしいですか?」

 これは15日、富山中央警察署と北陸銀行が行った防止訓練でのやり取りです。預金をおろしに来た高齢者に行員が、その目的や経緯を丁寧に聴き取り、詐欺被害を水際で食い止めようというものです。

 県警察本部のまとめでは、ことし1月から9月までの被害認知件数は32件。被害総額はおよそ7600万円で去年に比べて、4600万円も増えています。

 富山中央警察署 生活安全課 猪俣智浩課長代理
「(県内の特殊詐欺の)被害額にあっても約2.6倍の増加となっており、被害に遭っている方につきましても高齢者が約6割を占めております」

 手口も、金融機関で振り込ませるものから、宅配便や電子マネーを使ったものなど巧妙化し、数回に分けて何度も請求するケースが増えています。中には数百万円規模の被害もありその数も増えています。

 高額被害を防ぐため、北陸銀行は来月16日から70歳以上の利用者を対象に、ATMの引き出し限度額を一部条件付きで、1日50万円から1日20万円へ引き下げます。

 北陸銀行CS課 谷山真由美課長
「(窓口では)おかしいなと異変に気づくことを身に着けて、一人でも多くのお客様の大切な預金を守ることにつなげていきたいです」

 後を絶たない振り込め詐欺などの特殊詐欺被害。被害に遭った誰もが「私は大丈夫」と思っていたはずです。警察は、手口の6割以上が電話を使って接触していることから家族や公的機関を名乗る電話には注意が必要だといいます。

 富山中央警察署 生活安全課 猪俣智浩課長代理
「通話録音装置の電話の活用や留守番電話で対応するなど、まずは犯人からの電話を受けないことが大切です。お金に関する電話があればすぐに家族や警察に相談し、特殊詐欺の被害に遭わないようにしてほしいと思います」

 ことしは新型コロナウイルスの特別給付金に関する詐欺も発生しています。少しでも怪しいと思ったら、家族や警察に相談しましょう。

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