菅内閣に何求める 県内からの声は

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富山2020.09.16 19:15

 野上さんが入閣した菅内閣は、16日夕方に発足しました。新型コロナウイルス対策など安倍政権が積み残した課題がある中、新内閣に何を求めるのか、県内の様々な現場で県民に聞きました。

 菅新総理大臣は、安倍政権の政策の継承を掲げています。その安倍政権は、森友学園や加計学園の問題、さらに「桜を見る会」に支援者が多数参加していた問題で政治権力の私物化が問われましたが、説明責任を十分に果たしたとはいえません。

 官房長官として安倍政権の中枢を担っていた菅新総理大臣は、これらの問題に対し、再調査を行うことに否定的な考えを示しています。

 安倍政治の継承を掲げる新政権に富山の反応は。

 「桜を見る会にしても森友学園、加計学園にしても、ぼやっとしている。明らかになっていないことがあると思うので明確にしてほしいかなと思う」

 「もみ消すのではなくて追及するところは追及していただきたい。職員の方も命を失っていらっしゃるので」

 視覚障害者の男性
「コロナの影響で仕事を失うとか、仕事面でかなりマイナスがある。障害者も雇用されていることが多いので、そういう人たちが困らないような支援をお願いしたい」

 そして、暮らしに目を向けると非正規労働者が第2次安倍内閣が発足した2012年から去年までにおよそ350万人増えました。成長戦略に掲げていた女性の活躍推進も「2020年までに指導的地位にいる人の3割を女性にする」としながら、企業の管理職の割合は去年わずか11・9%です。

 少子化問題も「国難」としながら、女性1人が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、第2次安倍内閣発足時は全国で1.41(富山県1・42)、去年は1・36と伸びていません(富山県1・53)。

 子育て中の母親に聞きました。

 2人子育て中(30代)
「もうちょっと教育の面のお金とか、子育てに対してのお金の援助をいただけると見通しが立つので、これから先この人たちが生きていくなかで不安も少なくなれば、もう1人と思うことも出てくると思うので、子どもに対してのお金の免除をしてもらえるとすごくありがたいなと思います」

 1人目子育て中
「育休中です。今月の末に(職場)復帰します。仕事と子育ての両立が、今から初めてなのでちょっと不安な事が多いし、お金に関しても、核家族で頼れる所がないので頼れる施設がもっとあればと思います」

 一方、新型コロナウイルスの影響が長引くなか、その対策も急務です。県内では今年4月、富山リハビリテーションホームでクラスター=感染者集団が発生。医療や介護の現場で重症化リスクの高い人たちの“命と暮らし”をどう守るか。

 障害がある人たちの生活を支援するこちらの施設でも、対策には様々な要望があります。

 ラッコハウス 作業療法士
「きめ細やかなコロナ対策を。障害の程度とか支える家族の状況が千差万別なので、なかなか一律の支援策だとうまく乗らない。でもそれを予測した上でやっぱり対策をとっていただけたらなと」

 注文は福祉全般にも。

 作業療法士
「立場の弱い、生活で支援が必要な人たちが、『自分たちはこの社会で生きていて、社会とのやりとりがあって幸せだな』と感じる事ができたら、多分たくさんの人たちがそのように幸せだなぁと思う社会になるんじゃないかなと思うので、恩恵を受けられる優先順位というか、受けにくい人たちから支えるという、そういう視点を持ってもらえたらうれしいなと思います」

 また、休業を余儀なくされたホテルや旅館への打撃も深刻でした。ただ、回復の兆しも見えてきたといいます。

 宇奈月温泉の「サン柳亭」では、国の「GoToトラベルキャンペーン」の申請を旅館で代行して行うなど工夫した結果、7月以降は去年よりも利用客が増えました。打撃を繰り返さないために、新内閣への注文は…

 サン柳亭 佐々木駿社長
「(流行の早い段階で)旅館やサービス業が営業していく中で、統一基準というかコロナ対策でお客さんが来るための基準がはっきり示されればよかった。ウィズコロナに対応した旅館の設備投資という部分に関して、また支援策であったり後押しというものをいただけたらというのは、菅さんの新しい政権に期待するところであります」

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