専門家に聞く 新型ウイルス第3波の可能性

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富山2020.09.08 19:08

 新型コロナウイルスの感染者は8日、新たに5人判明しましたが、これまでの患者発生状況や、今後の感染拡大についてどうみているのでしょうか。感染症の専門家に聞きました。

 富山大学附属病院総合感染症センター 山本善裕センター長
「富山県においては、第1波が収まって今回の8月は第2波といっていいと思う」

 富山大学附属病院、総合感染症センターの山本善裕センター長です。

 県内の感染者の推移を見ると、4月の第1波では富山市民病院や富山リハビリテーションホームなどで大規模なクラスターが発生し、196人が感染しました。一方、8月の第2波では、昼のカラオケスナックなどでクラスターが発生しましたが、第1波より少ない149人の感染でした。今月に入って、落ち着いているように見えますが。

 富山大学附属病院総合感染症センター 山本善裕センター長
「まだ安心しきってはいけないと思う。パラパラパラと出る可能性がある。なぜかというと市中感染がまだ少しくすぶっているような感じがします。ですのでもうちょっと慎重になる必要があると思う」

 一方、県内で亡くなったのは25人。年齢別では80代以上が17人と、7割近くを占めています。また、陽性者に対する死亡者の割合、死亡率は6.1%で、全国平均の1.9%よりかなり高くなっています。これは高齢者施設でのクラスター発生が原因とみられ、山本センター長は、高齢者への感染防止が重要と指摘します。

 そして、心配なのが、秋から冬にかけての第3波です。

 富山大学附属病院総合感染症センター 山本善裕センター長
「今後は、秋から冬、ここに第3波が来る可能性はやはりある。私たちインフルエンザの流行が一緒にくるというのが、ものすごく心配しています。これは症状だけでは分かりません。やはり検査が必要になる。富山県では4つの医療圏でそれぞれ地域検査センターを立ち上げているので、そことうまく連携しながら検査を滞りなくする必要があると思う」

 インフルエンザに関しては予防接種で感染リスクを抑えることができます。医療機関への負担を減らすためにも、インフルエンザの予防接種をしておくことが大切です。

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