9月猛暑 県産コシヒカリへの影響は

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富山2020.09.08 19:03

 県内は9月に入っても、35度を超える猛暑が続いていますが、この暑さに気をもんでいるのがコメ農家です。県の主力品種コシヒカリがまもなく収穫を迎えるなか、県は異例の「緊急特報」を出し、早めの収穫を呼びかけています。神林記者のリポートです。

 富山市の県農業研究所内にあるコシヒカリの田んぼです。このところの猛暑で稲穂の色づきが進みました。

 県広域普及指導センター普及指導員 野村幹雄副主幹
「もう刈り取り開始してもいいような時期となっております」

 県は今月4日、コシヒカリの早めの収穫を呼びかける「緊急特報」を出しました。県として初めてのことで、先月末に出した「胴割米発生防止特報」からさらに2~4日程度早い収穫を呼びかける異例の措置です。

 収穫遅れなどでコメ粒が割れる「胴割れ米」。水分の減少が原因で、コメの品質を下げます。ことしは、イネの穂が出てから20日間の平均気温が28.8度。収穫時に米粒が白く濁り品質を悪化させる「白濁米」の発生リスクが高まるとされる28度を超える暑さでした。

 その後もさらに暑い日は続き、平均気温は29.4度。過去10年で最も高い状況です。

 県広域普及指導センター普及指導員 野村幹雄副主幹
「8月の後半からの気温が非常高くなりまして、私たちが予測していた以上に刈り取りを早く行う必要があると考えまして、緊急特報を出させて頂きました。稲体活力を最後の最後まで維持する意味で、水管理をしっかりしていただきたいと考えております」

 野村さんはポイントとして、すぐに収穫できない場合に一度田んぼに水を入れることや、収穫後もコメの乾燥温度を基準より低く設定するなど、胴割れ米発生防止への対策を挙げていました。

 7月まで続いた長梅雨に、そこからの猛暑と、コメの生育には厳しい条件のことしの県内。

 県広域普及指導センター普及指導員 野村幹雄副主幹
「イネには非常にハードな環境となっております。刈り取りもしっかりやっていただきまして、おいしい富山米の生産につなげてほしい」

 県は、コシヒカリに比べ暑さに強い富富富についても、早めの刈り取りなどの対応を呼びかけています。

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