ことしの梅雨明け どうしてこんなに遅い

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富山2020.07.31 19:04

 あすから8月ですが、北陸地方はまだ梅雨明けしていません。平年の梅雨明けは7月24日頃で、既に1週間遅れています。なぜ梅雨明けが遅れているのか、そして梅雨明けはいつ頃とみられるのかを取材しました。

 ことしの梅雨入りは先月11日でした。その後、全国で記録的豪雨となり、県内でも雨の日が続きました。今月の富山市の降水量は、31日午後5時までに382ミリと、平年の240ミリをかなり上回っています。また、日照時間は50時間あまりで、1988年の64.3時間を下回り、7月として観測史上、最も少なくなりました。

 北陸地方の梅雨明けの平年日は7月24日頃で、梅雨明けが8月にずれ込むのは、2017年の8月2日以来です。なぜ梅雨明けが遅れているのか。今月の天気図を見ていくと、梅雨前線が日本付近に停滞し、ほとんど動いていないことが分かります。

 その理由の一つは、「ブロッキング高気圧」です。典型的なのが、今月27日の天気図です。オホーツク海に冷たい空気を持つ高気圧があり、日本の北を流れる偏西風がシベリア付近で北に大きく蛇行しています。偏西風の流れを遮ることから「ブロッキング高気圧」と名付けられました。こうした大気の流れは持続する傾向が強く、梅雨前線が長期間停滞する原因になったと考えられます。

 もう一つの理由は、フィリピン周辺での上昇気流が活発でないため、例年なら次第に勢力を増して梅雨前線を北に押し上げる太平洋高気圧が張り出してこないからです。

 しかし、こうした状況は次第に解消していて、新潟県を含む北陸4県の週間予報では1日は、富山と新潟は曇りの予報ですが、2日日曜日から晴れ間が広がる見込みです。

 北陸地方の梅雨明けの判断は、新潟県が含まれます。富山県内はきょうすでに、晴れ間が広がりましたが新潟県は雨だったため、梅雨明けの発表とはなりませんでした。また梅雨明け後は、急に暑さが厳しくなりそうなので、熱中症に注意してください。

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