県外出身学生 窮状を訴え署名活動

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富山2020.05.22 19:45

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、親元を離れて暮らす大学生は生活が苦しい状態が長期化しています。富山大学の県外出身の学生がこうした窮状を訴える署名活動を行っています。


 富山大学理学部1年 羽田鼓さん「とにかく先行きが見えないというか、金銭的な問題もそうだし、ほとんど人と会うことがないので精神的にもダメージがありまして」

 富山大学にこの春入学した青森県出身の羽田鼓さん。4月から富山市で一人暮らしを始めていますが、感染拡大の影響を受け、学生生活に不安を抱えています。

 羽田さん「父が自営業で飲食店を営んでおりまして、でもコロナ禍で4月からお店を閉じておりまして金銭的にもきつくなってくるのではという不安がありますね」

 親の家計が急変したうえに、富山でも店舗の休業などでアルバイト先が見つからない状況で、今後学費や生活費が払えるのか焦りが出てきたといいます。

 また羽田さんは県外出身の1年生。大学はオンライン講義のままで、慣れない土地で知り合いがいないことにも不安を募らせています。

 羽田さん「ゼミの学習会みたいのを開いてみたくてそういうのにすごく興味があったんですけど、そういうのもできない状況ですし、サークルもいくつか興味のあるものがあったけどサークルは全面禁止にしているので…。」

 富山大学は、授業料の減免を申請している学生と留学生およそ1300人に5万円の支給を行いました。また家計が急変した学生への追加支給や、学生に大学の事務作業をしてもらうアルバイトの増加など支援を進めています。

 ただ羽田さんは、学生への影響が長期化するおそれがあることや、支援対象が限られていることなどを受け、大学に対し支援の拡大を求めて学生5人とともにオンラインで署名活動を始めました。

 羽田さん「今後自分たちは大学で勉強していけるのだろうかという不安を取り除けるように頑張りたいですね」

 要望には、全学生への支援金の一律給付やオンライン講義のための環境整備への経済的支援などを盛り込んでいて、現在、目標を超える110人余りが賛同しています。署名は今月25日まで集め、斎藤滋学長に提出する予定です。

 国は20日、学業継続が困難な学生を対象に最大20万円の給付を閣議決定しました。孤独の中で悩んでいる学生もいると思います。安心して学びの機会を得られるよう支援することが大切だと思います。

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