滑川市の小中学校が全面再開 「新しい生活様式」の感染予防は

この記事をシェア

  • LINE
富山2020.05.21 20:02

 緊急事態宣言の解除に伴い、県内の小中学校では授業が再開され始めています。多くの市町村は、まず分散登校から始めていますが、滑川市はすべての児童生徒の登校を、いち早く21日から始めました。感染防止策をとりながら手探りのスタートを高橋記者がお伝えします。

 久しぶりに児童の元気な声が校舎に響きました。滑川市では県内で最も早く、21日から小中学校を全面的に再開しました。寺家小学校では全校児童261人が登校し久しぶりの再開を喜びあいました。

 ただ、学校での感染を防ぐため授業の様子はこれまでとは異なる風景に。

 「本来1年生の教室はこちらなんですが…教室を離れてこちらの特別教室で授業を受けます」

 これまでの教室より広い多目的教室での様子はご覧の通り。前後左右の距離を確保しながら授業を行います。

 1年生の児童「みんなと会えてよかった」「手洗いうがいしっかりしたい」

 また4年生はクラスを2つに分け、空き教室も使って授業を受けました。従来は少人数指導にあたっていた先生などもクラスを担当して人数を確保しています。

 寺家小学校 上島陽一郎校長「子どもたち久しぶりの学校なので明るい顔で登校してくれたと思います。4月から24日間学校が休校になりましたので勉強が未履修がないように気を付けていきたい」

 全面再開に伴い、給食も始まりました。今月いっぱいは取り分けの難しい献立の提供はやめ、全員同じ方向を向いて、極力会話を少なくしての給食となりました。感染拡大防止のための「新しい生活様式」を工夫しながらの再開。

 しかし、学校という多くの子どもが集まる場で厳密に実施していくのは難しさもあります。KNBの取材では、各市町村の学校によっては十分な間隔をとれる大きな部屋がない所もあり、また、クラスを分けた場合教諭の数の確保が難しいという声もあります。

 19日に行われた砺波市の会見でも、学校現場の苦労がうかがえる声が…

 砺波市教育委員会 山本仁史教育長「今のスタッフの中でどうやって誰がそこをどうするの、という点だけは悩ましいですね」

 県内ほとんどの市町村の小中学校は来月1日から全面再開します。感染防止策を徹底しながら、3か月近くに及んだ休校の遅れを取り戻せるか。教育の現場の模索が続きます。

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら
『日テレNEWS24 ライブ配信』の推奨環境はこちら

最新ニュース