県の天然記念物「イバラトミヨ」は新種

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山形2021.09.14 21:09

天童市と東根市にのみ生息し県の天然記念物に指定されている淡水魚「イバラトミヨ」が、世界にいる「トミヨ属」と異なる別の種だったことが山形大学の研究でわかった。新たな学名は「カクレトミヨ」と命名された。

「トミヨ属」は、北半球に広く分布する小型の淡水魚で、正式に学名がついているのは、世界で11種のみ。しかし、学名がない地方型などが多く生息している。
天童市と東根市のみで確認されているイバラトミヨもその一種で、温暖化に伴い絶滅のリスクが高まっているとして、県の天然記念物として保護されている。
山形大学の大学院生だった松本達也さんは在学中に、この「イバラトミヨ」の研究を進め、ゲノム解析などを行った結果、世界で正式に学名がつけられている11種とは、明らかに異なることが判明した。地域固有の新種として「カクレトミヨ」と命名して、国際的動物分類学専門誌に発表し、学名として正式に認められたという。

山形大学理学部の半澤直人教授は「水草の中にいつも隠れていて、ほとんど外に出てこない。こうした特徴も他のトミヨ属とは全く異なっている」と説明した。
学名がついたことで、国が定める「種の保存法」が適用される。このため、環境省の緊急指定種や国の天然記念物に指定される可能性が高まり、生息地の保全対策が加速することが期待されている。

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