わずか120票差の激戦 鶴岡市長選を振り返る

この記事をシェア

  • LINE
山形2021.10.11 20:36

現職と前県議会議員の新人の一騎打ちとなった鶴岡市長選挙は開票の結果、現職の皆川治さんが再選を果たした。得票数の差は、わずかに120票。その激戦を振り返る。
11日午前0時すぎ。現職の皆川さんの事務所は歓喜の渦に包まれた。開票結果は皆川さんが3万4231票。佐藤さんが3万4111票。120票の僅差で皆川さんが再選を果たした。
現職対新人の一騎打ちとなった今回の選挙戦。いずれも「市民党」を掲げて党派を超えた支持拡大を訴えた。4年間の実績を強調し、「対話と協働の市政」を継続・前進させると訴えた皆川さん。吉村知事が支持の考えを示し、現職の知名度を生かした戦いを展開した。
一方の前自民党県議、佐藤さんは市政の刷新を訴え、地元選出の国会議員などの支援を受けた。コロナ禍で地域座談会を断念する一方、100の振興策を冊子にして全域で配付するなど浸透を図っていた。
投開票日を迎えた10日。午後9時から開票開始。開票の途中経過を伝える速報は2人とも同じ得票数が続く張り詰めた展開に。そして、事態が動いたのは午後11時半だった。
佐藤事務所「佐藤聡候補3万3600票、皆川治候補3万3400票」
佐藤さんが200票リード。この時点で2人の票に初めて差が出た。一方、皆川さんの事務所には重い空気が立ち込める。しかし、30分後。状況は一転する。
皆川事務所「おぉ!来た!来た来たやった!!」
皆川さんの逆転での当選が伝えられた。その差120票。支持者らと喜びをかみしめる。
皆川さん「厳しい選挙戦になるとは想定していた。まずコロナ対策と第2次総合計画を着実に前進させなければならない。しっかり2期目で前進を目指して公約の実現をしたい」
一方、敗れた佐藤さんは、これまでの支援に感謝を述べた。
佐藤さん「本当に僅差なので最終的に僅差の結果になることは予想していた。そこでわずかに負けてしまった。後援会や支援者、家族とゆっくり相談しながら今後のことは考えていきたい」
激戦となった今回の鶴岡市長選。一方、投票率は前回4年前より2.64ポイント低い65.7パーセント。過去最低となり、激戦とは裏腹に市民の関心は高まらなかった。
皆川さんは、12日、選挙後初めて登庁し、当選証書を受け取る。アフターコロナを見据えた経済対策や農林水産業の担い手不足、少子化など課題が山積する中、2期目の皆川市政の手腕が問われる。

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら
『日テレNEWS24 ライブ配信』の推奨環境はこちら

最新ニュース