【山形県】新型コロナの後遺症の女性 苦しみ証言

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山形2021.10.13 20:24

県内では新型コロナの新規感染者は減少傾向にあるが、感染から2か月以上経ったいまもコロナの後遺症で苦しむ女性がいる。今回、同じく後遺症に悩む人に伝えたいとの思いで、過酷な後遺症の現状を語った。

県内の20代女性「息が詰まりそうになって吸えなくなってどんどん呼吸が浅くなってくる。何回も何回も吐きそうになって病院で診てもらったら後遺症として症状が残っていると言われた」。
女性の感染が分かったのはことし8月上旬。始めは40度近い高熱や全身の倦怠感などの症状だったという。20代女性は「40度近い熱が出て、次の日に病院で検査をして翌日に陽性が判明した」と感染確認の経過を語った。
自宅療養していた女性は、感染後の体調を記録していた。発熱などの症状は3、4日で収まったが、頭痛やめまい、息苦しさといった症状は消えなかった。
感染からおよそ1か月後にも…。「トイレに行くときに起き上がるだけでもものすごく心拍数が上がったり、家の中の少しの移動で苦しくなったりする。2週間が過ぎて隔離の期間が終わった後はここからは保健所の管轄外になってしまうので病院で診てもらってくださいと言われた」と症状が続いた状況を説明した。
病院を受診したところ、症状は新型コロナの後遺症と診断された。感染させる恐れはないと診断されたが、2か月以上経った今も症状は残っているという。「いまの症状は、息苦しさもあるし頭痛もあるし、毎朝起きた時から吐き気がずっとあって、そのせいでご飯もあまり食べられないので、薬を毎日飲みながらという生活」。
また、感染がきっかけで精神状態も不安定になり、いまも週に2回の通院を続けている。「コロナになって1週間くらいからすごく苦しい思いをしていたので、それが自分の中で恐怖心になってPTSDのような状態じゃないかと(医者に)言われて、そこから心療科も一緒に受診するようになった」。
こうした新型コロナの後遺症は全国で確認されている。国立国際医療研究センターが457人の感染者を対象に調査したところ、発症、または診断から半年たった時点で何らかの症状が残っていた人は120人で3割近くの人に後遺症がみられることが分かった。具体的な症状は、倦怠感や味覚嗅覚障害、脱毛や抑うつなどで、理由は分かっていないが、男性よりも女性の方が症状が出やすいという。
東京都内で新型コロナ後遺症の専門外来を開いているクリニックでは、1日150件以上の診察の申し込みがあるという。ヒラハタクリニック平畑光一院長は「若い人にとってはコロナそのもの、最初の症状よりも後遺症の方がよっぽど怖い。元気だった方が急に動けなくなったり」と説明した。
後遺症が続く県内の女性。今回、同じ境遇の人に伝えたいことがあるという。
「(後遺症は)自分だけじゃないと言われても確かに安心感はあるが、同時に自分だけじゃないからほかの人も苦しいんだから頑張らなきゃと思ってほしくない。無理をしてしまって、もっと長引いて私みたいに精神的にも障害を持ってしまわないように辛い気持ちを無理に隠そうとせず、吐き出せる場所があったら吐き出して自分を大事にしてもらいたい」。

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