山形県上山市の博物館 「刀剣」返還訴訟で敗訴確定

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山形2021.02.23 20:40

30年前に盗まれた刀剣だとして、上山市の博物館が収集家からの返還を求めた民事訴訟で、最高裁判所は23日までに上告を退け、博物館側の敗訴が確定した。

上山市の「蟹仙洞」では1991年6月に国指定重要文化財の「備前国長船兼光」など日本刀3本が盗まれた。刀は大阪の収集家の男性が購入したとされ、「蟹仙洞」は2015年に男性が代表を務める企業を相手取り、返還訴訟を起こした。
一審の山形地裁で男性側は「別の刀」と主張し、地裁もこれを認めて請求を棄却した。二審の仙台高裁は去年7月、別の刀と認める証拠はないとした上で、博物館側が当初、男性の購入を了承していたことを理由に「代金を提供せずに返還を求めるのは信義に反し許されない」と訴えを退けた。博物館側は上告したが、最高裁は今月18日付で上告を退け、博物館側の敗訴が確定した。
「蟹仙洞」の長谷川尚志代表は「男性の刀剣は本物と思っているが、司法の判断ならば納得せざるを得ない。真実がわからないまま裁判が終わり、残念」とコメントしている。

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