ブレイクスルー感染が県内でも

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山形2021.09.14 20:41

新型コロナで、2回のワクチン接種後に感染する、いわゆる「ブレイクスルー感染」。ことし4月から9月11日までに山形市で確認された感染者のうち3.6%がこのブレイクスルー感染だった。山形市保健所の加藤所長に聞いた。

加藤所長は「ワクチン接種はあくまで重症化を防ぐもので、接種しても感染しないわけではない。もっと2回接種率が上がっても、いわゆるブレイクスルー感染はたくさん起こるはず」と話す。
ことし4月から今月11日までに山形市で確認された感染者のうち3.6%がブレイクスルー感染だったという。加藤所長は「ワクチンを2回打てば大丈夫だと信じている人にとっては、大きな驚きだが、もともと2回打っても一部の人は感染するんだと最初の臨床治験の段階から分かっている」と説明する。
発症予防効果は、治験段階でファイザー製が約95%、モデルナ製が約94%、アストラゼネカ製が約そ70%でいずれも100%ではない。加藤所長は「有効率100%でないワクチンは2回打っても一部の人は感染する」と話す。
また、加藤所長は、「県外のデータなどを見ても、症状は重症化を抑制できていてブレイクスルー感染があったとしても、接種の意義はある」と強調する。
一方、接種から時間が経つと感染を防御する抗体の量が減るという。加藤所長は「私も2回目の接種から1か月後に測った時、抗体価は70.1U/mlだった。その3か月後に測ったら45.5U/mlまで下がった」と話した。発症や重症化を抑える血液中の抗体の量を「抗体価」と呼ばれるが、15U/ml以上あると効果が期待できるといい、3回目の接種を焦らなくていいのではと指摘した。
最後に、「2回接種したから感染しないというのは間違い」「2回接種後もマスク、換気、手洗い、いままでの感染予防策は続けて欲しい」と訴えた。

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