ずさんな管理体制が明らかに 柏崎刈羽原発“工事未完了”新たに72件 東京電力が説明

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新潟2021.06.10 19:37

柏崎刈羽原発7号機で未完了の工事が相次いで見つかっている問題で、東京電力は新たに72件の未完了の工事を確認したと発表し、謝罪しました。東京電力は発注先との連携が十分でなかったと説明しています。

会見は、東京電力・新潟本社の橘田昌哉代表の謝罪から始まりました。

(東京電力・新潟本社/橘田昌哉代表)
「地域の皆さまに多大なご不安ご不信を招いていること、改めてお詫びを申し上げたいと思います。誠に申し訳ございません」

東京電力はことし1月、柏崎刈羽原発7号機の安全対策工事が完了したと発表しましたが、その後、未完了の工事が相次いで発覚。工事の「総点検」を進めていました。
こうした中、火災が起きた際に延焼を防ぐ、配管の接続部分の工事が新たに72件、終わっていなかったと発表しました。
東京電力は工事が必要な箇所を13回に渡って設計段階で変更していて、発注先との連携不足が原因だったと説明しています。

(東京電力 原子力・立地本部/稲垣武之副本部長)
「工事を準備する段階で、お互いが持っている図面、情報についてどのような調査をするか、連携が十分にできなかった。繰り返しになるが、一番大きな問題だったと考えています」

また、まだ検査などが残っているにも関わらず、工事の施工が終わった段階を「工事の完了」と公表していたと説明しました。

(東京電力・新潟本社/橘田昌哉代表)
「現場での施工・据え付けがいったん終わりました。検査はまだ終わってないですけど、現場での工事は終わったということで、安全対策ですから、1日でも早く完了したとお伝えしたいという気持ちで宣言をした」

明らかになった東京電力のずさんな管理体制。

(新潟県/花角英世知事)
「自らやられた工事を、しっかりチェックもできていないってことは残念ですよね。どういう工事管理、監督をされていたのかなっていうところですよね」

(柏崎市/桜井雅浩市長)
「いままでの工事完了と言われたものは何だったんだという不信感はあります。点検がしっかり行わている過程の中で見つかったと考えているので、今後もしっかり徹底的な点検を行っていただきたいと期待する」

東京電力は「総点検」を終える時期について、まだ見通しが立っていないとしています。

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