《災害への備え》 家庭用「非常持ち出し袋」に何を入れる? 「マイタイムライン」とは?

この記事をシェア

  • LINE
新潟2021.10.13 20:01

10月7日、東京と埼玉で震度5強を観測する地震がありました。いつ起きるかわからない災害。

“家庭での備え”について100円ショップで用意できる「非常持ち出し袋」、そして小学生でも制作できる避難計画について取材しました。

東京と埼玉で震度5強を観測した10月7日の地震。強い揺れは日常生活に様々な影響を与えました。

地震の2日後、埼玉県川口市にあるホームセンターでは防災用品が並んでいた棚は品薄に。地震のあと、家具の転倒を防ぐグッズなどが次々に売れたといいます。

いつ起きるかわからない災害・・・

もしもの時のためにどのような備えをすべきなのか?向かったのは 新潟市秋葉区の子育て広場です。

【にいつ子育て支援センター「育ちの森」椎谷照美館長】
「子どもたちが遊んでいる姿見て癒されています」

館長の椎谷照美さん。じつはもう一つの顔があります。

<椎谷照美さん> 「じつは私、防災教室の講師でもあります」

新潟市内の学校などで「防災教室」の講師を務めているのです。働く女性などで結成された防災チームの一員として家庭でできる備えなどについて紹介してきました。

【NPO法人「WWA」防災チーム 椎谷照美さん】
Q)災害が起きる前の備えとして家庭ではどんなものを用意しておくと良いのでしょうか?

「まず、非常持ち出し袋として持っていくもの、そして家で避難する場合、備蓄をしておくものこの2つ、考えておく必要があります」

家庭で備蓄する食料や生活用品。避難の際に必要となる物をまとめた「非常持ち出し袋」です。これらは日頃から準備しておくと安心だといいます。

このうち「非常持ち出し袋」は100円ショップでもそろえることができると椎谷さんは話します。今回は防災チームがすすめる「持ち出し袋」の中身を教えてもらいました。

100円ショップでまず案内してもらったのが・・・給水バッグ。

【NPO法人「WWA」防災チーム 椎谷照美さん】
「これは絶対に必要です。水、給水所で活躍する給水バッグです。取っ手付きなんですね。取っ手付きですと持ちやすいですし、こうしたものはぜひ入れておいていただきたい」

このほか携帯トイレや体を温めるアルミシートも100円ショップにありました。さらに、この布テープも用意しておきたいものの一つといいます。

危険な場所を目立たせたり、避難場所を周りに知らせる際に役に立つといいます。

【NPO法人WWA 防災チーム 椎谷照美さん】
「どうしても災害時はパニックになりやすい、よりわかってもらえるということで赤にしております」

この他、手ぬぐい、ラップ、懐中電灯・・・さらにそれらを入れるナップサックも含めて、100円ショップの商品で最低限の「非常持ち出し袋」を用意する事ができました。家族構成によっては中に入れる物を工夫する必要もあります。

防災指導を行っている椎谷さん。小さな子供のいる家庭であれば使い慣れた絵本やおもちゃも入れてほしいと話します。

【NPO法人「WWA」防災チーム 椎谷照美さん】
「中越地震の際にたくさんのお母さんたちの声を聞きました。大人だけの避難と子どもを連れての避難では違うんだということを知りました。自分のお子さんにとって安心できるものというのが、じつは大事だということにぜひ気付いてほしいなと思います」

必要な備えは“物”だけではありません。10月、新潟県が今年度から本格的にすすめている授業が新潟市内の新潟大学付属新潟小学校で行われていました。

児童が取り組むのは「マイ・タイムライン」の制作です。

全国では豪雨災害や土砂災害が相次いでいます。「マイ・タイムライン」とは水害に備えて自分がとるべき行動を整理し時間軸にまとめたオリジナルの「避難行動計画」です。

児童が開いたのはハザードマップ浸水が予想されるエリアが色分けされています。

<記者>「ハザードマップ普段見る?」
<児童たち>「見ない!」

自分の住んでいる地域はどんな危険が想定されるのか…こちらの児童は自宅や避難所がある場所がピンク色の「一階床上浸水エリア」に入っていました。

<女子児童は>
「家にいたほうがね。家にいたほうが(いい)」
「家の最上階にいた方がまだ安全だよね。だって(避難所予定の)学校低いじゃん」

一方こちらの児童は避難場所に高層ビルのNEXT21を書き足すことにしました。指定された避難所より早く避難できることに気づいたからです。

<男子児童は>「めちゃくちゃ近いのと単純に高さが高いから安全かなと」

いままで大きな災害を経験したことがないという児童たち。
避難ルートは安全かどうか。避難するまでにどれくらい時間がかかるか。相談しあいながら避難するタイミングや場所を確認しました。

<男子児童は>「いままでこんなに災害の怖さとかと向き合ったことがあんまりなかったので。この行動を出来るか心配だけど、この行動を出来るように日頃からできる備えをしっかりとしていきたいです」

県はこのマイ・タイムラインの取り組みを家庭や地域にも広げていきたい考えです。

あす起こるかもしれない災害。日頃からの備えが自分の命、そして家族の命を守る行動につながります。

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら
『日テレNEWS24 ライブ配信』の推奨環境はこちら

最新ニュース