極寒のマチで栽培 温泉が育てるイチゴが甘い
北海道・足寄町で、スイーツに重宝されるイチゴのブランド化が進められています。
糖度が高いイチゴを地元の温泉を使って一年中出荷するだけでなく、ちょっと変わった色のイチゴも生産していて人気となっています。
ハートの形をしたイチゴを生クリームでたっぷりと挟んだフルーツサンド。
十勝産の小豆やピスタチオのクリームとコラボした商品もあります。
すべて十勝の足寄産のイチゴを使っています。
販売しているのは足寄町内のスーパーです。
2月から週に2回の販売を開始。価格は519円からと少し高めですが、客が次々と買い求めていました。
(客)「甘いです、甘いです。毎週買いに来ています。ちょっと高いけれどもついつい買っちゃいます」
(客)「大阪から娘が来て、たくさん買っていったら(娘の)旦那が2個も食べた」
人気の秘密は甘さです。
足寄町は朝と夜の寒暖の差が激しいため、一般的なイチゴの糖度より2度から3度高い15度もあるといいます。
この甘いイチゴを一年中、出荷しようと利用したのが足寄町内の天然温泉です。
ハウスの中に温泉の熱を送り温度を管理することで、1年を通してイチゴを収穫することに成功したのです。
そして、ちょっと色が変わったイチゴも。
(質問)「まだ白いですけど?」
(JAあしょろ 小松遥香さん)「赤くなる前に収穫しているわけではなくて、これが完成形です」
こちらは「天使のいちご」と呼ばれる白いイチゴです。食べさせてもらうと。
(武田記者)「とても甘いですね!ほとんど赤いイチゴと変わらないくらいおいしいです」
価格は赤いイチゴのおよそ2倍ですが、結婚式のイベントなどで紅白イチゴとして注文が増えているといいます。
(JAあしょろ 小松遥香さん)「足寄のフキみたいに、イチゴももっと前に出ていけばいいなと思います」
地元の資源を生かし誕生した足寄のイチゴ。
一部のイチゴは札幌のスイーツ店にも使われていて、新たなブランドとして人気を集めています。
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