増える自転車、増える危険 春こそ要注意「歩行者×自転車」そこで注目「矢羽根」って?

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北海道2021.04.06 16:58

雪解けが進み、自転車に乗り始めたという方もいるのではないでしょうか。

利用者の増加に伴い懸念されるのが、自転車と歩行者の事故です。

6日から「春の全国交通安全運動」が始まりましたが、自転車のルールを皆さんは守れているでしょうか?

積雪がなくなり、穏やかな気候となった札幌市内。

通勤の時間帯には自転車に乗る人の姿も多く見られます。

しかし、その一方で。

(山﨑記者)「自転車が立ちこぎをしていて、かなりのスピードで歩行者の横を抜けていきます」

子どもや高齢者以外は原則、車道の左側を走らなければなりませんが、実際には多くの自転車が歩道を走っています。

(自転車の人)「(車道は)交通量が多いので、やっぱり怖い」

(自転車の人)「すごくスレスレを(車が)走るので、ちょっとでも引っかかると倒れて危ない」

歩道を走る自転車に、小さい子どもを連れた歩行者は不安を隠せません。

(歩行者)「結構なスピードで来ると、(子どもが)止まったりよけたりできないので、(子どもに)「止まって」と大きな声で止めたりする」

ここ数年、自転車と歩行者の事故は増加傾向にあります。

そのうち6割以上は歩道での発生です。

札幌市などは自転車の車道通行を促すため、ある対策を進めています。

(札幌市建設局自転車対策担当課 久米田真人課長)「これが矢羽根型の路面標示。自転車の走行する位置と方向を示しています」

自転車の走行位置を示した「矢羽根」と呼ばれる道路標示は、2012年から札幌市中心部で段階的に整備が進められています。

札幌市建設局によりますと、矢羽根が整備された車道全体では、朝のピーク時の自転車通行率が約2倍に増えたということです。

一方で課題もあります。

(自転車の人)「道が狭いときや交通量が多いときは、(矢羽根を)あまり使わない」

交通量の多い車道や道幅の狭い車道では、矢羽根の表示があっても歩道を走る自転車が少なくありません。

また、車のドライバーも。

(ドライバー)「自転車の人がいるというのは気をつけて運転しているが、急に何があるか分からないのでヒヤッとする」

さらに、矢羽根上の駐停車車両も自転車の走行を妨げているといいます。

(札幌市建設局自転車対策担当課 久米田真人課長)「駐車を矢羽根があるところは遠慮してもらい、安全に自転車が走行できるように気をつけてほしい。(矢羽根は)バスなどの公共交通や荷さばきの車、緊急車両も通る車道なのでお互い譲り合って通行してほしい」

徐々に春を迎え、便利な交通手段として重宝される自転車。

一人ひとりが改めてルールを守るとともに、互いに思いやりをもって通行することが大切です。

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