インフルエンザ「大流行」の可能性 ワクチン足りない理由はどこに

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北海道2021.11.24 19:04

札幌市中央区の小児科です。

取材したこの日は、おとなと子ども合わせて30人がインフルエンザの予防接種を受けていました。

(接種を受けた子ども)「だいじょうぶだった」

(母親)「コロナがはやっている中、高熱が出てしまうと何が原因か分からなくて怖いので、今年は特に受けておこうと」

この病院には、インフルエンザの予防接種を受けたいとの電話が毎日相次いでいるものの、ワクチンが不足。

冷蔵庫に残っているのは去年より2割ほど少ない約300人分で、すでに今シーズン分の予約を締め切りました。

(円山ため小児科 多米淳院長)「各クリニックに入ってくる供給量以上は接種できないので、申し訳ないと思いながらも予約をお断りしてます」

インフルエンザワクチンの不足の背景にあるのが、新型コロナウイルスです。

ワクチンをつくるときに使用するフィルターを優先的に新型コロナのワクチン製造に回したため、フィルタ―の供給が追い付かずインフルエンザワクチンが不足しているのです。

厚労省によりますと、現在インフルエンザワクチンの供給量は去年に比べ約2割低くなっていますが、12月中旬には例年並みの供給量となり接種を受けやすくなる見通しです。

インフルエンザについて札幌医科大学の横田伸一教授は今後、大流行する可能性があると指摘します。

(札幌医科大学 横田伸一教授)「1シーズン半くらい、インフルエンザの流行はない状況。

おそらく自然に感染して免疫ができている状況にはない。今もしインフルエンザが流行すると、大流行になる可能性はある」

12月中旬以降には広くいきわたるとみられるインフルエンザワクチン。

横田教授は特に重症化の恐れのある6歳以下の小さな子どもは、なるべく接種を受けてほしいとしています。

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