ラストオーダー5分前「もう酒はだめ?」札幌すすきの 時短営業初日の夜

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北海道2021.04.28 16:48

飲食店が再び苦境に立たされています。

感染拡大が続く札幌市では、飲食店の営業時間短縮が27日から始まりました。

繁華街の人の出も大きく減っていて、先の見えない自粛に店側は不安を募らせています。

まだ明るい時間のすすきの。

通常であれば夜の7時からオープンするというこちらのスナックですが。

27日午後4時すぎから開店準備にとりかかります。

(スナック結維。木本ゆかりママ)「まずカウンターを消毒します」

札幌の飲食店などで再び出された営業時間の短縮要請。

開店時間を2時間早めて、午後5時からの営業です。

(スナック結維。木本ゆかりママ)「密になる時間帯を避けるのに人出をばらそうかなと思って、早く開けてみた」

感染対策を万全に客を待ちます。

27日午後7時すぎ、ふたたびスナックをのぞいてみると…。

(スナック結維。木本ゆかりママ)「全然どなたも見えませんでした。このままどなたも見えなかったら、8時に帰ろうかなと思います」

もう店を閉めようかとしていたその時!

(スナック結維。木本ゆかりママ)「あ!いらっしゃいませ」

ラストオーダーの5分前にこの日初めての客です。

(客)「もう酒はだめなのかい?」

(スナック結維。木本ゆかりママ)「5分前なので1杯だけ」

今回の時短要請ではアルコールの提供が午後8時までとなっています。

その後も客がきますが…。

(スナック結維。木本ゆかりママ)「午後9時で終わりだよ。お酒飲めないよ」

(客)「そうだよね」

(スナック結維。木本ゆかりママ)「ごめんなさいね。すみません。また」

結局この日の客は1組だけ。

(スナック結維。木本ゆかりママ)「よかったです。ゼロじゃなくて。このご時世に5人帰したのはかなり痛いです。前回の(22時までの)時短だったら、まだ大丈夫だった」

数日間の客の入りを見て、今後の休業も検討するということです。

27日午後9時をまわり、すすきのでは明かりが消え、閉店や休業をしている店が多く見られました。

(山崎記者)「時刻は午後10時を過ぎました。こちらの通りの飲食店は確認したところすでに営業を終了しています」

すすきのの人の出は、時短要請の出ていない先週と比べて-29.0%と大幅に減っていました。

(帰宅中の大学生)「飲んでいた店は(時短を)気にしないで営業していた。さすがに気をつけようと思って、帰ろうと思っています」

(帰宅中の男性)「お店にとっては困るだろうけど、コロナなんとかしないといけないでしょ」

炭火でじっくりと焼き上げられた北海道産の厚切り牛たん。

すすきのにあるこちらの居酒屋も、時短要請をうけて通常よりも3時間早い午後9時までの営業に。

前回の時短営業が明け、客が戻りつつあっただけに落胆の表情が隠せません。

(牛たん・旬菜鈴の屋 深谷仁博店主)「また時短なんだなというさみしい思いがこみあげてきた」

時短初日の27日の来店客は2組のみ。

午後9時を待たずして客がいなくなったため、20分早く店を閉める形になりました。

(牛たん・旬菜鈴の屋 深谷仁博店主)「(これほど早い閉店は?)正直初めてですよね。不安なのは(要請が)11日で終わるのかということ。日々どうしようどうしようと考えている」

市内全域で再開された営業時間の短縮要請。

先の見えない自粛に飲食店は再び苦境に立たされています。

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